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生意気な新人をムチャな営業へ。課長「目標は30件な」新人「はい!」社内「(1件も無理だろww)」→結果…

time 2018/05/09

生意気な新人をムチャな営業へ。課長「目標は30件な」新人「はい!」社内「(1件も無理だろww)」→結果…

翌週からその新人は、早出・残業・雑用と、文句も言わずこなすようになった。 
約一月後の朝礼で、彼はこう切り出した。 

「ようやく一ヶ月かけて26冊置いていただけました。申し訳ありませんでした。 
ところでお聞きしたいのですが、この本の売り上げが、前期計算で月あたり平均 
10~20冊程度だったわけですが、先月お聞きした優秀な諸先輩方の数字を 
全て足してもその数字には届いていないんですが、これはどういう事でしょうか?」 

皆押し黙ってしまった。彼は続けた。 

「どうやらある種の通過儀礼だったようですが、それはそれでかまいませんので、 
まあ週末にでも苗枝あたり(高級居酒屋)でゴチしてください。 
ところでモノは相談なんですが、現在売上上位の「○○人入試の小論文」なんです 
が、あれ僕に任せていただけないでしょうか。」 

それは課長が身を粉にして小売各社と交渉して売上を出してきた、いわばドル箱 
だったんだが、その仕事は現在成績トップの主任が引き続き担当して 
いる仕事だった。 

主任「お前にはまだ早いよ。それに各社との顔合わせだってまだだろ。」 
新人「そうですが、とりいそぎ紀○○屋に居る知り合いに拡販の計画申し出は 
行ってあります」 
主任「勝手にそんな事するなよ。こっちだって計画があるんだぞ!」 
新人「しかし今現在、売上は下降曲線を描いてますし、良い本なので是非とも 
任せて欲しいんです」 

そこに課長が割って入った。 

「まあ、お願いしてみようじゃないか」

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引用:かぞくちゃんねる
画像出典:写真AC

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