おはなしカフェ

俺『話があるんだ。離婚したい』妻「どうして?」俺『家も株も30%譲渡する。コレ、承諾書』妻「…離婚の条件がある」俺『わかった』→後日、俺『嘘だろ…』→なんと…

time 2021/04/11

俺『話があるんだ。離婚したい』妻「どうして?」俺『家も株も30%譲渡する。コレ、承諾書』妻「…離婚の条件がある」俺『わかった』→後日、俺『嘘だろ…』→なんと…

朝になって、妻は僕に「離婚の条件」とつきつけてきた。
彼女は家も車も株も、何も欲しくないと言った。
でもその代わりに「1ヶ月間の準備期間」が欲しいと言ってきた。
そして彼女の条件は、その1ヶ月のあいだ出来るだけ「今までどおり」の生活をすること。
その理由は明確だった。
僕らの息子が、1ヶ月後にとても大切な試験を控えているため
できるだけ彼を動揺させたくないというのが、彼女の言い分だった。

それに関しては、僕は即座に納得した。
だが、それ以外にもうひとつ妻は条件をつけてきた。
「私たちが結婚した日、あなたが私を抱き上げて寝室に入った日のことを思い出してほしい」と。
そして、これからの一ヶ月のあいだ、あの時と同じようにして
毎朝、彼女が仕事へ行くときに
彼女を腕に抱き上げて 寝室から玄関口まで運んでほしいと言うのだ。

516: 名無しさんといつまでも一緒 2014/11/20(木) 13:52:28.53
僕は「とうとうおかしくなったな・・・」と思った。
でもこれ以上妻といざこざを起こしたくなかった僕は、黙って彼女の条件を受け入れた。

僕は「ジェーン」にこのことを話した。
ジェーンはお腹を抱えて笑い、「ばかじゃないの」と言った。
今さら何をどうジタバタしたって離婚はまぬがれないのにと
ジェーンは嘲るように笑った。

僕が「離婚」を切り出して以来
僕ら夫婦はまったくスキンシップをとっていなかった。
なので
彼女を抱き上げて玄関口まで連れていった1日目
僕らは二人ともなんともヘンな感じで、ぎこちなかった。

(Visited 129,584 times, 1 visits today)

down

コメントする




シェアする

  • 人気記事

  • 最近の投稿

  •