2024/06/08
そっちを見ると、どうやら新婦のウエディングドレスに飲み物がこぼれてしまった様子。
新婦が自分でこぼしたのだと思い、「大丈夫ですから」という声も聞こえてきたので
あらら〜と思いつつみんな特に気にせず食事再開。
しかし、お色直しの後、また2人の席から「わっ」「きゃっ!」という声が。
振向くとまた新婦のドレスに飲み物が零れた様子。でも今度は2人の後ろにいた女性が
「ごめんなさい」と言っていたので、その人が零したらしいことがわかった。
なんで写真撮りに高砂に行った人がグラスを持っているのかわからなかったが、
今度はワインだったので水色のドレスに思いっきり染みが・・・。
「大丈夫です」「気にしないで下さい」と新郎新婦がその女性に言っていて、
スタッフさんが一生懸命ハンカチでシミをとったりしていた。
「大丈夫かな」と私がつぶやいたら、隣に座ってた同僚が「ねえ、あの女笑ってない?」と。
見たら確かにちょっと変な感じに笑ってる。しかもすぐに自分の席に帰った。
戻ったテーブルの席からして、新婦の同僚のようだった。
「さっきこぼしたのもあのオバサンだったじゃん」と同僚が言ったもんだから
私達はそのオバサンにずっと注目してた。
443: 愛と死の名無しさん 2010/06/22(火) 01:02:00
>私の見た恐ろしい披露宴の話。
ここまで振ったからには、ワインじゃなくて自分の血だったとかでないと...
444: 愛と死の名無しさん 2010/06/22(火) 01:03:35
続き 長くてスマン
そして歓談の最中そのオバサンが同じテーブルの人達と一緒に会場を出て行くので
私とさっきの同僚が後をつけた。オバサン達はトイレへ。もちろん私達もトイレへ。
個室から出てきたオバサン達は、私達が壁の裏のメイクルームにいるのに気付かず話出した。
「でもさ、調子に乗るなってね。ホントろくに仕事もできないのに式は一丁前に挙げてさ、
しかもこのクソ忙しい時期に一週間もハネムーンとか。私だったら他の人達に申し訳なくて
そんなことできないわぁw」
「ホントホント〜。しかもダンナも冴えない感じよね〜なんかぽやっとしてるっていうか、
仕事できなそ〜。あ、仕事できない同士でお似合いかw」
「あのドレスも品がないっていうか、なんで数あるドレスからわざわざアレを選んだのかしらね〜」
「ていうか全体的にケチってる感じしない?なーんかお花とか飾りっけないし、
カメラマンも入ってないわよね?安くすませたのね〜」
昼ドラばりの腐ったオバサン会話に、私達ドン引き。
そしてシャンパン&ワインはわざとだと確信。
はっきり言ってものすごいむかついた。
新郎は確かにイケメンではないし歩やっとしてるところもあるけれど、
穏やかですっごい優しくて、仕事もできるので社内外の誰からも好かれている。
2人は共に片親で力を合わせてコツコツとお金を貯め、親からお金を借りずに式を挙げる2人を
私達は尊敬したし心から祝福していた。
これは後から聞いた話だけど、新婦さんは家計を助けるために高校時代から
バイトをして、高卒ですぐに会計事務所の事務員として働き始めた。
でも体調を崩し、1年前にその事務所をやめ、半年前からパートとして
近くの会社の事務員として働いているらしい。オバサン達はそこのベテランだった。
しかも未婚ばっか。ちなみに式後1週間休みだけど新婚旅行は2泊3日で熱海だそうだ。