2024/06/08
お櫃の中で眠る母の顔は険しかった。
まだ60代半ばのはずなのに眉間と額に深く刻まれた皺。
タヒ化粧を奇麗に施してもらっててもそれは隠せなかった。
葬儀は私と伯母夫婦だけで済ませた。
子供には私の親はもうタヒんでると言ってあるし、
夫には子供を見ててもらって、私ひとりで帰省した。
伯母にはずいぶん非難されたが、遺骨はお寺に預けてある。
自宅に持って帰るつもりはない。
このあとどうしようかまだ決めてもいない。
こんな黒い気持ちを抱えたまま、子供をちゃんと育てられるんだろうか。
子供は可愛いし、この子の為なら命を投げ出してもいいとすら思える。
何故私はこの子のように愛しい存在になれなかったんだろう。
233: 名無しさん@おーぷん ID:AOJ
>>228
長い。
でも一気に読めた。
ご両親2人とも無責任にさっさとタヒんでずるいよなあ。
お母さんの苦しい気持ちも分からなくもないが、
それを娘に向けるのは違うと思う。
まあ、その遺骨はさっさと無縁仏にでも入れて忘れちまいな。
あなたはお母さんとは違う。
ちゃんと子供を愛して育てられるよ。
自信持て。
234: 名無しさん@おーぷん ID:9PN
お母さんのこと好きだったんだね
お母さんに見てもらいたかったね
お母さんに笑ってほしかったんだね
お母さんの心にトドメをさしたのが自分だと自覚して謝罪までしたのに、扉を開けてもらえなくて寂しかったね
亡くなってすらも自分を拒否してるって分かってるから遺骨に手を出せないね
辛くて苦しくて寂しいままの小さな頃の自分が心から消えてくれないね
そのままでいいと思う
お母さんごめんなさい、でも私は寂しかった
産んでくれてありがとう、さようなら
手を合わせて心の中で言うだけで十分な供養になるよ
ダメな父親や愛人に渡さず奪還した子供があなたでしょ?
その事実だけであなたは確かに愛されていた