2024/06/08
一ヶ月以上経ち、新郎と新婦は未だに婚姻届を提出できずにいた。
で、ようやく家庭裁判所で、離婚調停という形で、両者が対面する日にちがもうけられた。
「婚姻の無効」ではなく「離婚」であるらしい。その点に関しては、新郎は不服だった。
なんだかんだで、未だに浮気の疑いが離れていなかった。
時期はいつごろだかわからないが、新郎、弁護士、書類上の新婦の母親と、通院している病院の医師の4人が対面する機会があったそうだ。本人はいなかった。
その場でショッキングな話を聞かされた。
「彼女は至って正常な精神状態」であるという事だった。
「就職できなかったという事で悩んでいるが、特段、投薬しているわけではない」
「無病」との事だった。
「精神病を装っている可能性は?」との質問に「お答えできません」との返答が来たらしい。