2024/06/08
突入時の状況
雪がしんしんと降り積もる中、
汚Pは嬉々として帰ってきました。
その数100m後方に間を伴って…
待機車でその姿を目にし、飛び出していって
「もうやめろ!お前は騙されてる!」
といえば、もしかしたら何もかもが
元通りになるかもしれない。そう感じました
でもどこか現実ではなく、俯瞰的に眺めている俺の体は、
思いに反して動きませんでした
これから起こるであろう、人生最大にして最悪の醜態を他でも
ない俺自らが行う事の悲しさは、血の涙をのむかのような思い
でした
汚Pは家に入ると風呂のお湯を張り出すと、即座に台所へ。
冷蔵庫に色々入れ始めましたそこへチャイムを鳴らし間が入っ
てきた。
汚Pは小走りに玄関へ向かい、「お帰りぃ」
といって間に飛びつきディープキスをしました
この行為を待機車のモニターで眺めていた俺にとって、
この現実はあまりにも残酷でした
わかっていても目の当たりにするそれはあまりにおぞましく、
そして暗く重たいものでした
私の家において、間を迎え入れたばかりか
「おかえり」
などとのたまう汚Pの姿に殺意にも似た感情を覚えました。
そしてこの瞬間に先ほどまでほんの少しだけ残っていた
汚Pに対する”情”が全て消し飛びました