2024/06/08
そんな緊張感が緩んだ頃
「B班はスタンバイしてください。
なおA班は待機してください」
とインカムに指示が出る。
B班は窓の死角から腰を落として
書斎窓へ近づいて行きました。
その姿に俺が行動しているわけでもないのに、
ドキドキがとまりませんでした。
そんなとき、
「A班も玄関からはなれてスタンバイしてください」
我々に対するインカムから指示が来ました
モニターに目を向けると汚pと間が立ち上がり
浴室に向かっていました。
玄関から少し離れた駐車場のブロックの陰に隠れながら、
俺は学生だった頃の汚Pを思い出してました
涙こそ出ませんでしたが、もうあの頃の彼女ではない事に
痛みにも似た悲しみがありました。
そしてほどなくしてその時が来ました
玄関の鍵が内から開き、中からB班のメンバーが手招きをしました
「少し作戦と違うじゃん」
なんて思いながら、音を立てないように玄関内に入りました。
そして同時に時聞き覚えのある喘ぎ声が聞こえてきました
「あふん…いい…深い…深い」
その一歩一歩が地獄だったかもしれません。
一歩一歩近づく度、心が壊れていく気分でした
ついにその時はきました。
我々は静かに録画を開始し、息を殺すように脱衣所のドアを
開け、ガラス張りの浴室に向けてカメラを向けました
汚Pと間は左半身をこちらに向け、汚Pの背後から立ったまま
間がチェックインしていました