2024/06/08
120: 名も無き被検体774号+ 2012/05/15(火) 01:43:16.18 ID:RDsZiUGD0
有吉「そーなんですよねーww今、△△大学の美男美女大図鑑を作るって話になってましてwwww」
大木「で!ここで色んな人にお願いしてたんですけど美男美女が揃ってたんでつい声をかけちゃいましたwwwすいません!www」
男C「マジでーwwwwわかってんじゃーんwwww」
女A「やっべーww化粧直したい!ww綺麗にとってくれんの?wwww」
女B「えwwちょっとトイレいってきていー?www」
大木「もちろんもちろん!wwwこれ以上綺麗になられても困るんですけどねwww」
男A「お前口うまいねーwww」
大木「いやーww本音しかしゃべれない口なんで素直すぎて困ってるんですよwwなー有吉ww」
有吉「そうですよww俺ら天使ですからwwwww」
俺(頭に「ぺ」がつくけどな・・・w)
128: 名も無き被検体774号+ 2012/05/15(火) 01:48:45.38 ID:RDsZiUGD0
「パシャパシャ」
上手く口車にのせた二人は写真をとりまくっている。
いろいろなポーズや変顔も要求、上手い感じにとりいってるみたいだった。
一通り写真を撮り終えると笑顔で会釈をしてありがとうございます!と挨拶をして喫茶店をでていく。
俺も残ったコーヒーを一気に飲み干し後に続いた。
俺「どうだったよww」
有吉「馬鹿っていいね騙すのが楽でww」
大木「それ俺が言おうと思ったのにwww」
三人で高笑いしながら家に向かう。
PCにとりこんだ写真には使えそうな写真がごろごろ転がっていた。
132: 名も無き被検体774号+ 2012/05/15(火) 01:56:29.38 ID:RDsZiUGD0
それから更に四日後、俺はほぼ徹夜続きで原稿を書き上げた
誹謗中傷ではなくいかにも馬鹿にしたように、相手を苛立たせてみてる人を楽しませるつもりで書いた。
大きくついた見出しは
「○○大学、糞男女大図鑑!」
小さな見出しに表表紙には集合写真をもってきて吹き出しをつけ
「俺たち、性病なんか怖くねー!!」と読者を煽るようにしたてた。
できた原稿はB4サイズの一枚を中にいれてB3で挟み込む。
それぞれの写真と名前、学部名から学科名、吐いた名言を脚色する。
我ながら良い出来で完成原稿に有吉も大木も大絶賛だった。
その原稿を1500部刷り上げる。地味な努力だけどそのひとつひとつの行動がわくわくを俺たちにくれた。
例えるなら文化祭の深夜準備みたいな。
134: 名も無き被検体774号+ 2012/05/15(火) 01:59:58.64 ID:vjys3XDs0
>>132
ちょっとこうゆうのすきだ
135: 名も無き被検体774号+ 2012/05/15(火) 02:00:34.92 ID:RDsZiUGD0
翌日の火曜日できあがった原稿を深夜の学校に置きにいく。
大木はこういうところも抜け目がなく、とじまりが甘くなるであろういたる箇所のトイレや準備室のような場所
ゼミ棟など人が集まる箇所の窓を開け放していた。
きっと俺と有吉だけではこうも上手くは進まない。
大木のいたずらへの飽くなき執念はもう尊敬の念を込めそうになるほどだ。
何度もやつらと対面した喫茶店にも侵入し記事を配布する。
明日の朝が楽しみだ!そういって三人で焼酎を買って飲み明かした。
140: 名も無き被検体774号+ 2012/05/15(火) 02:04:32.34 ID:RDsZiUGD0
翌朝、完全に三人で寝過ごした形で学校へ行く。
どうなんだ、構内はどうなっているんだ。
抑えきれない不安と衝動。
もし誰にも見られていなかったらどうしよう。
その不安をぬぐってバイクを飛ばす。
構内で一番近い設置ポイントの教室を覗きに行く。
大木「っしゃ!」
小さくガッツポーズをする大木、有吉はなぜか俺に握手を求めてくる。
置いたはずのそこには記事は一枚もない、それどころか学生が我こそはと回し読みして大爆笑している。
一部はあまりのひどい内容にひいていたようだが
完全に復讐は成功した。