2024/06/08
祖母は面識があったようだが、男の顔をじっと見てるうちにピンと来た。
糞の身内だろうと思ったら正解だった。弟だった。
糞が●んだらしい。
最後まで俺に会いたがってたそうだ。
その時の様子を語ろうとしたが遮った。だから何?としか思わない。
祖母は一言「覆水盆に返らず」。
糞が男と駆け落ちしたあと、どんな暮らしをしていたのか、どう思って生きていたか
そんなこと全く興味ない。
●んだと聞いてホッとした。非情だろうがそれが本音。
もう二度と突然現れることはないんだと思うとね。
男は紙切れを1枚置いて「納骨の予定日と納骨先が書いてあるので最後に会いにきてやってほしい」と言って帰った。
帰ったあと、紙切れは台所で燃やした。