2024/06/08
玄関のドアへ這いより、ペンチを外へ放り出すと取っ手を引っ張ってドアを閉め、ガタガタと震えていました。
隣の大学生が私の叫び声に驚いたのか途中まで様子を見に来たようですが、ノックをすることもなく引き返していく様子がわかりました。
たとえその大学生がノックをしても私には答える余裕もなかったでしょう。
私は飛び散ったグラスで足を何か所か傷付けながらも、ただただ取っ手を引っ張ってガタガタと震えていました。
1時間はそのままだったでしょうか、平静は取り戻すことは出来そうになかったのですが震えだけは収まり、そうだ警察へ電話せねば、また引き返してくるかもと思い110番へ。
ピッキングにあったことを話すと、ものの数分でサイレンは鳴らさずに回転灯を回したパトカーが駆けつけてくれました。
私は警察官の顔を見てから涙が止まらず、声をおさえて泣き続けました。泣くと赤ちゃんにまで伝染してしまうと思い、声をおさえて泣き続けました。
ペンチといくつかの工具類がそのままドアの外に残っていたらしく、警察が押収していき、それが後の逮捕に繋がったと聞いてます。
捕まった男はピッキング強盗の常習犯で、余罪には強カン殺人もあったそうです。
これが私の人生最大のほんのり怖いお話でした。