2024/06/08
警察A「ちょっと、落ちついてください」
キチ「私は今から家に帰るところなのに!なんなのよ!全部こいつのせい!絶対に訴えてやる!」
俺「まあ落ちつけよ。この自転車はどうやって手に入れた?」
キチ「あんたに教える必要はないわよ!あんたのせいで!謝罪しろ!」
警察B「では、私に教えてください」
キチ「!…知人に貰ったのよ!」
警察B「では、その方のお名前とご連絡先を教えてください」
キチ「名前は○○!連絡先はわからない!」
警察B「その方のご住所もご存じない?」
キチ「たまに会うくらいの人だから、住所や電話番号は知らないわよ(フフン)」
警察B「では、この自転車があなた(キチ)のものであるという証拠はありますか?」
キチ「証拠なんてないけど、これは私のなのよ!」
警察を前にして、この自信はどこからやってくるのか、と半ば感動すら覚えつつ、
俺は警察Bに、公園に立ち寄る前に撮影した画像を見せた。
警察B「写真に写っている風景、この公園からだいぶ離れたところのようですが、
なぜ俺さんが、この写真を持っていらっしゃるのでしょう?」
キチ「…ここに来る前、私が立ち寄ったのよ!こいつは私を陥れる為に、ずっと後をつけて来たんだわ!
ストーカー!気持ち悪い!逮捕しろ!」
警察B「では、公園まで、この自転車をお乗りになられたと?」
キチ「そうよ!(フフン)」
警察B「と、仰っていますが?」
俺「ふーん。あんたこの自転車乗れるんだ?乗ってごらんよ、倒したら弁償な。自分の自転車だから簡単に乗れるだろ?」