2024/06/08
私「高い包丁ってよく切れるんだよ。凄いと骨も切れるよ。妹の指が飛ぶようにお祈りしとくわ」
友「ほんと?骨も切れる?」
私「らしいよ。お父さんが言ってた」
すると友達はずっと考え込んでいた。
その日の放課後、友達はすごい笑顔で
「決めた!私、お父さんとお母さんを殺すことにした!」
と言ってきた。
私も本気と思わず(冗談で『殺すぞてめえw』みたいなこと言っちゃうクラスメートが何人かいた)、
「おー!頑張れよ!」
と行って別れた。
その日は金曜日だった。
翌週、友達は普通に登校してきた。
友「ね、聞いて。お父さんは駄目だったけどお母さんは刺した」
私「え!?マジでやったの!?いやお母さんはザマーミロだけど、警察呼ばれなかった?」
友「大丈夫!うち医者だから、お父さんが傷を縫って、なかったことにした。
みんなめっちゃ謝ってきたww携帯も持たせてくれるって!ご飯、私の分も作るって!誕生日はみんなでお祝いしてくれるって!
パーティー、絶対私子呼ぶね。ウチラだけの秘密ね。
私子とメールできるよー!やったー」
心臓バクバクしたけど、うちの親に言おうか悩んだけど、黙ってる事にした。
中学生ながら、あの親は殺されても仕方ないと思ってる自分がいた。