2024/06/08
義実家とはほどよい近距離別居。
時々夫婦で遊びに行ったり、それなりに良い関係を作れていたと思う。
農家なんだけど、家庭板で言われているようないわゆる農家脳じゃなくて
兼業→定年後に専業にシフト。
自分で食べる分を中心で、余った分は青空市に出すなどして
ちょっと規模の大きい家庭菜園といった感じです。
久しぶりに遊びに行ったところ、見慣れない若者が近所を歩いている。
話を聞くと、農業研修生として某国からやってきた人たちだとか。
そういう話題をニュースで見たことがあったし、このあたりも高齢化や
後継者不足で大変なんだなあと話を聞いていた。
ウトメたち世代は、国は違えど若い人たちとの交流が増えたことが嬉しい様子。
まあ、ウトメが楽しそうなのでそれで良しとした。
ここまでは良かったものの、問題はこの後。
食後にまったりお茶を飲みながら寛いでいるときに問題は起きた。
「ねえ息子君、嫁子ちゃんと離婚して再婚する気は無い?」
「は?」
「母さん何言ってるんだよ」
「もちろん形だけでいいのよ。事情があるの。実はね・・・」
そう言ってトメが話してくれた「事情」…