2024/06/08
中学に入ってからは、とにかく自分の言動に気をつけた。
猫を被りまくっていた。
「あいつ、小学校のころイジメられてたんだぜ、マジきもいわ」
とバラすやつも中にはいたけど、
自分が完全にいい人で真面目な優等生を気取っていたからか、
噂に信憑性がないと判断されたようで、
「なんでそんなにアイツにかまうわけ?キモいを連発してるお前のほうがキモい。」
とバラした元いじめっ子が、やり玉に上がり、はぶられる状態に。
「悪口言ってきた人をたしなめてくれたのは嬉しいけど、
仲間はずれにしてるのを見るのは悲しいからやめようよ」
と止めることで、皆ころっと感動し、自分の立場はまた優位に。
元いじめっ子からも、過去のイジメ行為を謝られた。
97: 本当にあった怖い名無し 2012/07/09(月) 13:33:36.32 ID:HHMDbyov0
その後、そつなく中学校を卒業。
高校に入ってから、身なりに気をつけるようになった。
化粧も少しずつ覚えていったし、短かった髪を胸下まで伸ばした。
ダイエットもした。10キロ痩せた。
太っていたころは、お世辞にもきれいと言えなかったけど、
今は道を歩いていて、大手生保レディや営業会社から、
ヘッドハンティングされるぐらいの見た目にはなった。
ある程度自分に自信をもてるようになったから、
少し前に、小学校の同窓会に参加した。
もちろん、猫をかぶったまんまで。
イジメの主犯格だった男子達からは
「こんなに変わるなら、あの時あんなことせずにアピっとけばよかった」
「そういえば、素はよかったもんな」
と言われ、すごくちやほやされた。
イジメに加担していた、当時学年一可愛かった女子からは
「えー、●ちゃん?なんか可愛くなったねー」と
上から目線で悔しそうに言われた。自分が注目浴びなかったからイライラしてた。
(彼女は男子に見えないところで、気に入らない女子をいびる性悪女だったが、
八方美人だから当時男子は皆騙されていた。)
同窓会後、元いじめっ子の何人かから、遊びの誘いを何度ももらったけど、
「彼氏に心配かけたくなくて…ごめんなさい」と断り続けた。
ここでも真面目で清い女性アピール。