おはなしカフェ

頭の中がお花畑なA。あきらかにそれ詐欺だよね…

time 2022/11/06

頭の中がお花畑なA。あきらかにそれ詐欺だよね…

発端は大学の頃ゼミで一緒だった同級生の女Aから突然連絡が来たことだった。
「話したいことがあるから一度会えないか」という内容。

彼女発のメールが来たのは初めてだったし、大学在学中もゼミが一緒だというだけで
他に何の接点もなかったから、冷たいがどうせ何かの勧誘だろうと断ることにした。
するとすぐに、「勧誘とか怪しい話じゃない。私には友達がいないから、
気軽に話をできる人がいないんです」という追撃メール。

思い返してみれば確かに彼女は社交的なタイプではなかったし、
いつも一人でどちらかといえば暗い感じの子だった。
だからといってなぜ私? とは思ったが、
当時自分がゼミの幹事をやっていたこともあって、
私から同窓会メールを何度か送ったりしていたから(彼女は全部欠席だったが)
他よりは話しやすく感じてたのかもしれない。仕事帰りに少しだけならと、会うことにした。
ちなみに何に関する話なのかはメールでは言えない…と教えてくれなかった。

そんな感じで久々の再会。
ファミレスで向かい合ったAは、大学の頃よりオシャレで可愛くなっていた。
最初は今はどこで働いてるだのと世間話を振ってみたりしてたけど、
正直あまり知らないA相手に話がはずむこともなく、沈黙の中ご飯を食べ、
なかなか話を切り出さないAに、こちらから聞いてみることにした。
Aはけっこうな口下手でよく分からない部分も多々あったのだが、だいたい次のような内容だった…

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