2024/06/08
胃袋を掴むって恐ろしいなと思った話。
友人A子が、婚約者のA介と別れた。
A子の後輩だった奪子が、A介に猛アタックしての略奪愛だった。
奪子は、「A子さんて冷たい」(クールだが情は深い)と、A介に言い続けていた。
そしてA子が朝に弱いA介にいつも用意していた食事が、
パンと目玉焼きとジャム、オレンジジュースだったのだけど、
それについても「手抜きすぎる。私ならもっと美味しい、手の込んだものを用意するのに」と言い続け、
A介は「俺は愛されていないのかもしれない」と思ってA子との結婚を延期。
そのうち奪子に寝技をかけられて完全に破談になった。
A子は物凄く落ち込んでいて、奪子はOG一同からの信頼を失ったが鼻高々だった。
ところが数ヶ月後、A介が私と共通の友人に「何かがおかしい」と相談。
奪子はせっせと食事を作ってくれるが、美味しくないらしい。