2024/06/08
うちの中学はとんでもなく荒れてて、いじめ、暴力、カツアゲは日常。
その中でひたすら習い事に打ち込むために酒もたばこもせず、髪も真っ黒な私はかなり浮いた存在。
ある日の帰り道、小学校では同じクラスだけど、中学では別のクラスになった女子にコンビニ前で
「○○(何かは忘れた)を買いたいけどお金が足りないから貸して」
と言われ翌日返す約束で貸した。
しかし翌日に彼女に返してもらおうとすると
「今日は持ってない」
じゃあ翌日、さらに翌日。となって一週間。
その間に夜の帰り道に集団痴/漢に遭って撃退したりしてた。
数日後、いい加減約束破られるのも腹立つし、いつなら返せるのかと聞いたら一週間後だというので、ちょうどテレビで見たドラマでやってたのを真似て借用書を作って署名させ、なぜか彼女が持ってたのではんこも押させた。
で、一週間目に行くとやっぱりない、と言うので、借用書の通りに親に電話して(小学校の卒アルに各家の電話番号が載ってた時代)放課後に学校の側まで来てもらったら、借用書を見たとたん血相変えて、額面通りに返してもらえた。
その時には借用書もちゃんとあちらに渡した。
そんなこともすっかり忘れてた私に小学校の同窓会の案内が届き、参加した
借金の彼女も来てて、同じ卓で話ししてたら、あの後頑張って勉強し、中堅クラスの公立高校から私大、一般職のOLになって、今では専業主婦してるという。
それだけならへーそーかよかったねーふーんだったんだが、その後、彼女があのころDQNになりかけてたのを更正できたのは私のおかげだと言われた。
その理由が私にとって衝撃だったのだが…