おはなしカフェ

「田植えの時期だから、手伝いがてら泊まっていったら? 農家の仕事がどんなものか見てみるのも面白いかもよ?」 と言われ、その気になってしまったのが間違いでした…

time 2022/12/01

「田植えの時期だから、手伝いがてら泊まっていったら? 農家の仕事がどんなものか見てみるのも面白いかもよ?」 と言われ、その気になってしまったのが間違いでした…

早朝から父が迎えに来て、ドキドキしながら父実家に着いた直後から、
挨拶もそこそこに朝食、昼食の準備、それがすんだら畑の草むしりをしたのですが、
慣れないものでふらふらになり、夕方まで横になっていました。
そうしたら隣の部屋にいるトメたちの悪口が筒抜けで聞こえてくる、
「ほんとに使えない子だね」
「まああの嫁の子だしね、甘やかされてるわ」
この時点でもう帰りたくてしょうがなかったです。

それでも泊まるって行ったことだし、と思い、
晩御飯の前には起きだして手伝ったのですが、
その後親戚やご近所が集まった飲み会が最悪でした。
男は容姿や発育の品評に盛り上がり、尻を触ってきて、
女は母への悪口と今日の私の不手際で盛り上がる、
ウトメは「これからはちゃんとしつけていきますから、皆さんよろしくね」と宣言してました。

挙句の果てには30くらいの親戚が、「家に嫁に来たらいい」と言い出し、
周りは「それはいい、ウトメさん、早速布団を敷いてあげなさい」と言って
その親戚にキスされたところでたまらず私は逃げ出してしまいました。

807: 3/3 2009/03/13(金) 21:30:08 0

父が追いかけてきたのですが、言うことは
「ここで抜けたらお前の立場が悪くなるから戻りなさい」
でした。私は、慣れない事で失敗しても嘲笑われフォローもない、
性的な発言は不愉快だ、私はあんなおじさんの所へお嫁になんか行きたくないと訴えましたが、
「皆お前のためを思って言ってるんだ」
「16歳になるからには自分を女として意識しているべきだ」
「その親戚はここら辺では地位のある人間なので、
求婚されているのはお前の立場をしっかりさせてくれる」
私の言われたことはありがたいことだと思わなければならないと言われ、
「この忙しいときに受け入れてもらったことの恩を返さなければならない」と諭されました。

今なら、この時期に打診してきたのは父だし、そちらの価値観に合わせる義理はないし、
もう二度とこないからここでの立場や仕事への慣れなんて一切必要ないと反論できるのですが、
その当時は何にも考えられずにその場を飛び出し、泣きながら継父に電話をかけ、
迎えに来てもらうように頼みました。

継父はすぐに駆けつけてくれ、父実家に押しかけて
「二度と娘をそちらにやりません」と宣言してくれました。
その時の父の情けなかったこと・・・
それから父とは数えるほどしか会っていませんが、訳の分かんないメールが今でも届きます。
趣旨は「こちらの価値観に合わせて、父実家に来て同居すること」なので返事はしてないですけど

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