おはなしカフェ

友美「なんか似てると思ったら、私子の妹だったしね・・・W」 妹美「うけるよねWよけい生意気に見えたW」

time 2022/12/07

友美「なんか似てると思ったら、私子の妹だったしね・・・W」 妹美「うけるよねWよけい生意気に見えたW」

私子(20)・・・重度のシスコン
彼男(21)・・・軽度のシスコン
妹子(16)・・・私子の妹。ひいき目もあるが、かなり出来た妹。
妹美(20)・・・彼男の妹で、私子と同い年。
友美(20)・・・妹美の友達。ワガママ。

彼男の家はオープンな家庭で、晩御飯に呼ばれる事は多かった。
妹美と私子は同じ歳だったけど、出身は隣町だったし、
高校も別で『友達の友達』レベル。それが逆に気まずかった。
それでも、彼男の妹だったし仲良くしようとしたし、気に障らないように接した。

晩御飯の席には、妹美の友達が同席することが多くて中でも一番多かったのが友美だった。
初対面の私子のカバンを開けて(勝手に)
「化粧ポーチ大きいね~手込んでるんだ^^」って言われたのが衝撃的だった。

もしかして、妹美が日ごろから私子の事をよく思っていなくて、愚痴でも言われているのかなと悩んだ。
妹美と彼男の部屋はふすまで仕切られており、壁が薄い所の話じゃなくて、壁が無かった。
話し声もまる聞こえだったし、友美が妹美の部屋へ訪れると笑い声で寝れない事もあった。
ある日、彼男がお風呂へ行っている間にふすまから妹美と友美が入ってきた。
無愛想にしたら、気を悪くする!私子は笑顔を徹した。
やっほー!!ってかなり明るい二人に、さっそくついてけない私子。

友美「私子ちゃんって、唇あついよね~」
妹美「トランペットには向いてないよWWW」
友美「私子ちゃんって声低いよね~WW」
妹美「歌下手でしょWカラオケ行かない方がいいよWW」
↑みたいな、忠告(?)を彼男が出てくるまで目の前でされた。

さすがにコレは反論も出来ないしキツかった。半泣きになった。
この時点で、妹美は私子をよく思ってないんだと断定。

彼男が部屋に戻ってきたら、「おかえりぃーWW」とまた明るい二人。
半泣きの私子を見て彼男は、二人を追い返してくれた。
でもふすまの壁だから、事情を話せるわけもなく、何にもないと突っぱねた。

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