おはなしカフェ

「わかってんだよ。携帯を盗んだのもあんた。私が(彼氏)さんを好きなあまりやつれてる? 笑わせんじゃないよ。あんただろうがよ。」

time 2022/12/11

「わかってんだよ。携帯を盗んだのもあんた。私が(彼氏)さんを好きなあまりやつれてる? 笑わせんじゃないよ。あんただろうがよ。」

私(29)は、彼氏(27)と付き合って1年ちょい。今まで喧嘩もなく、二人の仲は順調で、
近々同棲することが決まっている。
性格も真面目なので、浮気の心配はしたことがなかった。

ある日、彼氏とのデートの最中に、彼氏の携帯に着信があったが
掛けて来た相手を見て、「まあいいや」と出ないことがあった。
一緒にいる私に気を使ってくれてるのかな?と思い、「わたしはいいから、でなよ。」
と言っても、頑なに出ない。その着信音は、かなり長いことなり続けていた。
そんな感じのことが、その日以降も何度かあった。

私は、まさか?と思いながらも、もしかして浮気か?という考えが頭をよぎり始めた。
それから、それまでは彼氏とはほぼ毎日電話をしていたのだが、
徐々に電話なしの日が多くなった。(こちらからかけても圏外になった)

そんなある日、平日の仕事後彼氏と会い、一緒に彼氏の家に向かった。
部屋に着くと、玄関の前に一人の女(25位?)が立っていた。
女は彼の顔をみて一瞬嬉しそうな顔をしたが、私が一緒にいることを知ると、顔が曇った。
彼は暫く驚いて固まっていたが、「あ、え、女さん。どうしたの?」と話しかけた。
すると女は、小さな声で、
「ちょっと相談がありまして。会社では話にくいので(上司)さんに住所を聞いて、来ちゃいました。」
と言った。とりあえず、3人で部屋に入ることにした。

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