2024/06/08
高校に入学してすぐ、私の体は子供が作れないことがわかった。
別に将来の夢はお嫁さんだったとか、当時好きな人がいたなんてことはなかった
けれど兎に角ショックで、そのまま鬱になり学校も不登校気味になってしまった。
それでもカウンセリングに通ったりしたおかげで8月ごろにはだいぶ落ち着いて、
2学期からは学校もまあまあ通えるようになった。
だけど11月の初めの日曜日に、私は基地になった。
その日は親戚の子供たちが七五三ということで、お祝いをもって母の在所を訪ねた。
親戚にあいさつをして従姉の子供を囲んで談笑をしていると、知らない女性がいる
ことに気がづく。まあその時は特に気にしなかったんだ、近所のおばさんとかも来てたし。
でも夕飯の準備になってもその女性は帰らなかったから、少し不思議だった。
でもその時はそれだけだった。子供たちの相手もあったし。
夕飯も出来てさあ乾杯という時、従兄が「今日は大事な話があります」と姿勢をあらためて
しゃべりだした。そしてその隣には、緊張したような例の女性もいた。
「親父達にはも話しましたが、皆さんに改めて報告することがあります。
俺、子供ができて、彼女と結婚することになりました。」
ここから私の記憶はない。気が付いたら病院で寝てた。
そして従兄が修羅場になってた…