おはなしカフェ

ある日、玄関の取っ手部分に異臭を放つ袋が下がっていた…

time 2022/12/29

ある日、玄関の取っ手部分に異臭を放つ袋が下がっていた…

769: 恋人は名無しさん 2009/01/16(金) 17:36:54 ID:9ueESXfm0
>>702とYの仲を疑ったY彼女とか

788: 702 2009/01/16(金) 18:04:42 ID:l6dqWWzlO
お待たせしてすみません!!
まだ最後までまとめきってないのですが続きです。

周りの客が振り向くのも構わず、頭を下げ続けるY太。そんなY太を
見て泣き出す女の子。わけがわからずひたすら「いや、顔あげてください」
とわたわたするだけの私。
Y太がなかなか顔を上げてくれないので、困ってしまい女の子のほうを見ると、
(このとき初めてまともに目が合いました)
女の子が「こっち見るんじゃねーよ!」と泣きながら叫び、
テーブルに身を乗り出して私の髪を掴んで引っ張りました。
「誰のせいでお兄ちゃんが頭下げてると思ってんのよ!!」ぎゃーぎゃー
わめきながら私の顔を引っかこうとする女の子。Y太が慌てて
「お前のせいだろ!!やめろ!」と私から女の子を引き剥がしてくれましたが、
マニキュアで加工された長い爪で力一杯引っ掛かれた私の顔からは、
だらだらと血が流れていました。痛いという感覚もあるにはあったの
ですが、それよりも今目の前で起こっている出来事が現実のこととは
思えず、そして何よりそんな出来事に自分も巻き込まれていることが
信じられず、私は呆然としていました。
取り押さえられた女の子はなおも叫び続け、テーブルに置いてあったコップやら
フォークやらナイフやらを投げつけてきます。
店員が不安そうに、でも忌々しそうにこちらのテーブルの様子を
伺っているのがわかりました。こんな状況に置かれていることが
怖くて情けなくて悲しくて、思わず泣けてきましたがなんとかこらえました。

800: 702 2009/01/16(金) 18:13:15 ID:l6dqWWzlO
しばらく泣き叫んだあと、女の子は力が抜けたように大人しくなり、
茫然とした顔をしていました。Y太が改めて私のほうに向き合い、
説明を始めました。

まず、この女の子はI子といい、Y太の妹であること。
事の発端は嫌がらせが始まるはるか前、1年前にY太がK助に、妹として
I子を紹介したことから始まっていたのです。

K助はI子と浮気をしていました。
私という彼女がいること、将来結婚したいと考えていることを話した上での
関係だったそうです。K助と付き合い始めた当初はI子にも彼氏が
おり、お互い割り切った関係だったのだそう。
しかし、彼氏とも別れ、フリーになったI子は次第にK助に本気になっていきました。

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