2024/06/08
中学の頃によく遊んでいたヤンキー達とも高校生になって、少し疎遠になってきた頃
ある日、溜まり場だった近所のゲーセンで
時間を潰してたら後から二人組A&Bに声をかけられた
A「お前、吉田(仮)だよな?」
俺「そうだけど?」
A「ちょっと顔かせよ、外で話しようぜ」
明らかにヤバい雰囲気と、二人のもろにヤンキーな見た目でビビる俺
「なんで?」「いいからこいよ、そこの駐車場だから」みたいな話が続いたが、結局外に出る事に
駐車場に着くと話し始める二人
B「お前人の女に手出してんじゃねーぞコラ!」
俺「え??は?俺今彼女いないんだけども・・・?」
A&B「え?お前C子と付き合ってるんだろうが?」
この辺りで何となく話が読めてきた俺
俺「いやいやいやいや、俺じゃないw今C子と付き合ってるのは高田(仮)、俺は吉田(仮)OK?」
どうやら同じ同級生の高田(仮)と間違われたらしい
確かにちょっと名前が似てたけど、普通間違えるか?wとも思ったけど
今から考えたら、危険な雰囲気を察したC子にスケープゴートとして使われたのかも
A&B「え?マジで?悪かった、ゴメンなw」
誤解も溶けて第三者になった事で、この修羅場の雰囲気が楽しくなってきてテンションが上がる俺
A「じゃあさ、ここに高田(仮)呼び出してくれよ」
と言われたが、テンションが上がってきたとはいえ
流石に友達を売るわけにもいかず断る俺
A「あーわかったわかった、じゃあDも連れてこいよ。D兄とか『関係ねぇし』」
このDというのが、同級生のリーダー格。D兄は暴走族上がりの893で
近所のヤンキーの顔役みたいな感じ
A&Bは別の地域の人間らしく、D兄の噂は知っているものの、繋がりはまったくなかった
俺「OK、じゃあDに電話して伝えるわ」
今後の展開を想像してwktkしながらDに電話し、状況を伝える俺
俺「・・・・という事で、Dも連れてこいって、D兄なんて『怖くねぇ』って言ってる感じなんだけど」
D「あー・・・・わかったわ」
テンションが上がって若干言い回し的に盛る俺
その日はこれ以上何もなさそうなので解散する俺AB
この事が後の修羅場に繋がるとは思いもしなかったのである