2024/06/08
915: イヌ ◆0dIA06kDBQ 2006/05/27(土) 22:25:58
それからAは俺を近くの飲み屋(ちょっとお洒落だった)
に連れていって、慰めてくれた。
慰められている間、悲しくなって俺は泣いてしまった。
Aはイイ奴だったから、泣いている俺の頭をずっと撫でてくれた。
帰りの道、Aがいきなり
A「ねぇ、傷ついてるのはわかってる。
辛いのもわかってる。だけど言わせて。
私は〇〇が好き。すごく好き。
今までずっと我慢してた。〇〇の彼女のことが羨ましかった。
だから、もう誰にも渡したくない。
絶対に後悔させないから、私を彼女にしてほしい。」
と言ってきた。
俺がすぐに答えられなかったので、
Aは次にバイトで会う日までに返事をくれ
と言ってその日は帰っていった。
916: イヌ ◆0dIA06kDBQ 2006/05/27(土) 22:38:49
次のバイトまでたしか4日の空きがあった。
俺はバイト後に、Aとは付き合えないと伝えた。
A「なんでさ?」
俺「ごめん。やっぱり無理だ。Aは友達だよ。」
A「わかんない。とりあえず付き合ってみたらいいじゃん。」
以下堂堂巡り数十分間。
結局Aは諦めたようで、その日は何もなく終わった。
それから約一週間後辺りに例の破局未遂事件が起き、
俺は彼女とヨリを戻すことになる。
俺は電話でAにその事を伝えた。
するとAは
A「……なんで?意味わかんない…。」
俺「なんでって、ヨリを戻したんだ。」
A「……プツッ…ツーツー。」
突然電話が切れた。
918: イヌ ◆0dIA06kDBQ 2006/05/27(土) 22:49:31
しばらくして家のインターホンが鳴った。Aだった。
ドアを叩きながら開けて、開けろよと叫んでいる。
何時までもそうされていると近所迷惑なので、仕方なく家にあげることに。
家に入るといきなり、混乱している俺の彼女に向かって
A「〇〇と別れなさいよ!!一旦振ったんでしょ?!
〇〇がどんなに傷付いたと思ってんの?!
ヨリ戻すなんて都合良すぎる!!」
彼女「あの…」
A「〇〇は私と付き合うの!!あなたはもう関わらないで!!」
俺「俺がAを断った事と彼女は関係ない。
何度も言うけど、Aは友達。それ以上でも以下でもない。」
A「わかんない!とにかく別れてよぉ!」
Aは泣き出し、彼女も泣き出し、俺も泣きたかった。
Aはそこら辺の物を手当たり次第に散らかして、
俺の彼女への罵倒を続けていた。