おはなしカフェ

勘助「○○ちゃんがいなくなると寂しい。実は僕は妹を亡くしていて…心臓病で余命僅かなんだ…だから妹役をしてくれないか?」

time 2024/06/24

勘助「○○ちゃんがいなくなると寂しい。実は僕は妹を亡くしていて…心臓病で余命僅かなんだ…だから妹役をしてくれないか?」

この人どうしちゃったんだろう。それにこんな事言われる筋合いはない。
と言葉が今にも出そうでしたが、その場は飲み込み、家族と友達に相談しつつ
様子を見る事にしました。
その言葉振りから、勘助は私の父代わりを勝手にしている??としか思えず、
可哀相な子とでも思っているんだろうかと、余計なお世話と無碍にも出来ずいました。

しかし、段々そうも言っていられない事になりました。

ある時、バイト先でキャビネットの高い位置から物を取ろうと、爪先立ちをしていた時です。
ふと気配を感じ後ろを見ると、勘助の満面の笑み。
「ほら、仕方がないな」と腰をつかまれそのまま上に上げられたのです。

物は取れましたが、それよりこの状況が耐えられず
「取れましたのでもう大丈夫です」と言うと
「ほら、高~い、高~い」と赤子を癒す動きを始め
「○○ちゃん、楽しいだろう?」「ぐるぐる~~」と一人浮かれて周りだし
冗談でも笑えなくなってきたので、
「もういいです。下ろしてください。」「具合が悪いので」とその場を立ち去りました。
絶対、父親役をやろうとしている。本当勘弁・・・

それからお昼の時などは、おにぎりを作ってきて「美味しいから食べるんだぞ」と
言ってきたり、「これから悩みがあったら言うように。いつも我慢ばかりするからな」と
勝手に我慢していると決め付けられたり、段々耐え切れず

「彼氏がいるんですよ」と会話の中で嘘を織り交ぜつつ、これ以上接触がないように言うと
「またまた~。僕が一度会うよ。大丈夫か?そいつ。そんな事言って僕を心配させて
やきもち焼かせなくても大丈夫なんだよ」とか、
優しい顔で上から目線で、やっとこいつは本当におかしいと思い警戒。

(続く)長くてすみません。

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