おはなしカフェ

高校卒業後、過干渉な親から逃げだした。一か月後、寮に戻ると・・母親がドアの前で大量の荷物を持って立っていた・・

time 2024/07/01

高校卒業後、過干渉な親から逃げだした。一か月後、寮に戻ると・・母親がドアの前で大量の荷物を持って立っていた・・

うちの両親は「いい人」な自分が大好きで、
子どもの気持ちを考えない人だったから、干渉がひどかった。

2人兄弟の兄の俺には、「初めての子だし、とにかく何もかもが分からないから心配」とついてくる。
公園に遊びに来る時も塾も学校も全てついてくる。

母親は専業主婦だったから、同級生にそれで俺が笑われてもからかわれても
いじめられても、止めない。俺がきれて来るなと言っても
「どうして?」
「親が心配するのは当然でしょ」と気にも留めず、毎日毎日ついてくる。
弟は俺ほどじゃなかったけれど、同じように学校に行く時は一緒だった。

中学にあがり高校になった時には、母親に対して憎しみしかなかった。

母親は言葉が通じないので父親に訴えたら、
「こんなに愛している親はいない」と言葉がつうじない。
母親は高校の授業参観が日常的にしたいとPTAに訴えたらしく、
変人の子として俺も有名人になった。
高校生活はそれ以外も母親のせいで暗黒だった。

大学受験は地元の大学の受験しか許されなかったため、センター試験をまともに受けず
浪人になり、高校卒業と共に家出して県外へ逃げた。

誰も知らない土地で一人暮らしして、一から人間関係つくって、自由満喫して
1カ月ぐらいしたある日、家に帰ったら
母親がドアの前で大量の荷物を持って立っていた瞬間が修羅場…

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