2024/06/08
夏風邪をこじらせて肺炎になって入院した60代男性の患者さん。
ちょっと(かなり)頑固で、わがままな患者で有名になってたんだけど、もう治りかけて退院も近い時期の話。
看「○○号室の△△さん、検温したら体温が34度しか無くて。きっと汗をかいたからでしょうって言ったんですけど医者を呼べってきかなくて…」
行ってみると超元気そうにベッドに胡座をかいて
患「体温が34度しか無くて、悪い病気だと困るからちょっと検査してくれ(まんまこの口調)」
俺「本当に34度だと低体温で動けないですし、お元気そうなところを見ると単に脇の皮膚が冷えてただけだと思いますよ。何も心配いりません、ご安心ください。よくあることですよ。むしろ、ようやく発熱が治まって良かったですね」
患「でも気になるし検査してほしい。」
俺「いやいや、大丈夫ですよ。昨日も検査してて大丈夫みたいですし」
患「でも薬のせいで下がりすぎたのかもしれないし、変な病気でも起こしてるとやだし、せっかく入院しているんだし、すぐに調べてほしい。なぜ調べようとしない。俺は普段体温高めだから、なおさらおかしい。いいからすぐ調べてくれ」
こちらは終始(作り)笑顔で対応していたが、だんだん相手が喧嘩腰になってきた…。
隣で奥さんが申し訳なさそうにしている。
そこで…