2024/06/08
実は病気の前触れだったらしい。
彼氏と遊ぶ約束をしていた友達が家まで見に来てくれて、ドア越しに鳴り響く着信音に不信感を覚えた彼氏の友達が大家さんに頼んでドアを開けてもらう頃には、彼は虫の息だったらしい。
現代の医学のおかげで生き延びたけど介助が必要な程度の後遺症が残る結果になった。
その後の、彼氏からのすがりつき方が凄かった。
「本当は記念日にプロポーズしようと思ってたんだけど、この体じゃな…」とか笑顔で言ってくる。
演技力の高さにほれそうに
今、別れたら私悪者扱いされるなー
演技力の高さに惚れそうになったけど、本屋でのあの電話がなければ私からプロポーズしてたんだろうなと思った。
今の私には介護する気なんかない。
でもここで別れたら悪者になるから慎重にならないと…と、本屋での彼氏の電話相手の弱みを握るべく興信所に依頼。
流石は彼氏の悪友、地元で元カノを中絶させたことや、上司の妻と不倫してること、今の本命彼女の他に数人の彼女がいることが判明。
彼氏の悪友にそれらの情報と二ヶ月前の電話内容のことをちらつかせつつ話し合い。
「あんなにいい彼女を便利に使って三十路過ぎたら捨てるとか言いつつ、影で浮気し放題だったくせに、自分が要介護になったら介護させる為にプロポーズするとか許せん!」
と素晴らしい正義感の持ち主の彼氏の悪友さんが、LINEや行為画像などの証拠を周りに見せつけつつ言い触らしてくれたおかげで、悪者にならずに無事に別れられました。
ただ、怖いなと思ったのは…