2024/06/08
私のダンナは、以前はよく友人や親戚を家に呼んでいた。
そのたびに私は胃がキリキリしながらも
「これも妻の務め」
と精一杯もてなした。
多いときは7~8人呼ぶこともあり、私は持病の坐骨神経痛の痛みに耐えながらずっと台所に立ち続け、大人数に見合う酒の肴(ダンナの友人は酒豪が多い)や料理をひたすら作り続けた。
ダンナはといえば、客らと私の知らない趣味関係の話題などで盛り上がり、私に対してはたまに
「つまみがそろそろ無くなりそうだぞ~!」
と声を張り上げるだけ。
もちろん料理を運ぶのさえ手伝おうとしない。
ダンナが呼ぶ客の中には女性がいることもあったけど、彼女達も私を手伝うなんて思いつきもしないのか、どっしりと座りこんで、私が運ぶ料理を当たり前のように食べ散らかし、空いた皿もほったらかしで
「なんかテーブル狭いね~」
とか言っている。
それどころか
「もうお酒がないんですけど~」
と背中越しに私に催促する始末。
そうやって私は休日のたびにダンナが連れてくる不躾な客たち+ダンナをたった一人でもてなしていた。
でもそんな状態が長く続くはずもなく…