2024/06/08
独居のトメがなくなったあと
空き家になった義実家に、
義弟夫婦がどうしても住みたいという。
義実家は築40年のボロッボロな狭小住宅。
しかも低床雑居ビルに挟まれた間口の狭い細長いくの字敷地。
売って山分してもたいした金額にならない、
夫にとっては正直面倒臭いからイラネな土地だ。
夫は義弟が住みたいと言い出した時に、
義弟が独身で義実家にいた15年前とは違い、
家の基礎や水回りをやられてるので大修理するか建て直さないと危険な事。
都心部ではあるけど地価はどん底で
値上がりする見込みがとうぶん無い事、
パーキングや事務所として土地を
貸そうにも変形土地で需要が無い事。
生活圏の商店や病院学校などが
ドーナツ化で撤退しかなり暮らしにくい事など、
オススメし難い面倒な状況を細か~く説明した。
義弟嫁は
「こんな街中に一戸建てが持てるなら、我慢は覚悟してます」
「将来再開発の計画があると聞いてますし、この校区はレベルが高くて理想的な教育環境」と
譲らなかった。
義弟は
「兄貴はいつもマイナス要素を並べて自分を否定する」
「自分がこの家を欲しいんだろ、だいたい昔から金に汚いんだよ」と斜め上暴言を吐いた。
金に汚いとまで言われカチンときた夫が…