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母&私「実家を手放そうと思う」兄&兄嫁「実家は実家としてそこに残すべき!」母「じゃあ、あんたらが住む?」

time 2020/06/05

母&私「実家を手放そうと思う」兄&兄嫁「実家は実家としてそこに残すべき!」母「じゃあ、あんたらが住む?」

それから一年経たないうちに結果が出た。
実家は物凄く居心地が悪い住み辛い家になってしまった。
庭もぼうぼう。
元々古い家だから手入れが大変なのに、
「専業主婦の」兄嫁はそれを怠った。
漂っていた温かい空気もすっかり無くなり、なんか殺風景な暗い家に。
親戚からもそう言われるようで、兄夫婦はなんで?なんで?状態。
郊外から都心の学校に転校した兄の子供達は浮かれて荒れてしまった。

一方うちは、びっくりするくらい住み易い家になった。
私がフルタイムの会社員なのでそもそも家事は手抜きだったんだけど、
それでも「一体、何が違うんだ!?」ってくらい温かい良い家に変貌。
これが本物の専業主婦パワーか…すげえ…!って家族でビックリ
すると今度は親戚達がこっちに集まりたがるように。
なので「ご招待していません」って断っている。
ここは私家族の家だもんね。
兄はようやく私が言っていた「母がいてこそ保てていた実家」の意味が
理解できたらしく兄嫁と一緒に「お母さんと同居できないか」と言ってきたので
「母を家政婦代わりにするのか」
「当たり前のように追い出したでしょ」
と言うと、もごもご言っていた。
仕方ないとか自分は悪くない的な。
それでも兄嫁は、いずれ都心の土地が貰えるんだからとフフン顔だった。
ここからが母のDQN返しなんだけど、

実はあの土地は定期借地権だった。
あと15年くらいで国だか自治体だかに返す土地らしい。
だからあんな一等地にでかい一戸建てが建てられたのか!!と納得。
今の所名義替えなどはしていなくて、
母名義のまま。いずれ兄に書き換えるけど、
その時に全て解るだろう。
家屋の権利はあるけどもうそんな価値無いしね。
父と母は、現金や金でひっそり財産を貯めていたそうだ。
やがて無くなる土地家屋だと解っていたから、
子供のどちらにも最初から 同居や処分を頼まず、
現金で老後ホームに入るという計画だったらしい。
全然知らなかった。私達の結婚に不利になるかもと隠し通していたそうだ。
兄夫婦がこれを知るときは修羅場だと思うけど、
母はその返しも用意してあるそうだ。

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