2024/06/08
寝不足で車の運転に自信が持てなかったので、
電車にて帰宅した時のこと。
前に立っていたお姉さん
(と言ってもきっと私より若い(爆))が、
くにゃりと倒れ込んでしまった。
「大丈夫ですか?」と声をかけても
朦朧としているようで返事がない。
これは席を譲るだけでは済みそうもない、
と判断した私は、周囲の人にも声がけして
その女の人を降ろすことにした。
隣に座っていたおばあさんと
その前に立っていた若い男性が手伝ってくれて、
無事ホームの椅子に寝かすことが出来た。
男性は駅員さんに声をかけておきます、
と去り、おばあさんも
上品そうな会釈を残して去っていった。
まだ苦しそうにしているお姉さんの
服を差し支えない範囲でゆるめ、顔色を見守る。
と、肩に何かが当たる感触がした。
帰宅ラッシュ時のホームで、
椅子に向かうようにしゃがんでいるので
邪魔になっているのだと思い、
自分が使っている杖(足が悪いので)を
なるべく邪魔にならないところに置き、
椅子ににじり寄って介抱を続けた。
と、また激しく肩というか、
腰の当たりに衝撃がはしる。
ああ、まだ邪魔になってるかなぁと思い、
「すみません」といいながら振り向いた。
目線の先に、杖をもったおじいさんが
凄い形相をして立っていて、
さらに杖でこづいて来た。
「年寄を立たせておいて、
若い女が寝てるんじゃない!!」
…一瞬、何を言われているのか
分からなかった。
やっとのことで意味を飲み込んで
「いえ、具合が悪いようなので、
駅員さんが来る間だけでも・・・・