2024/06/08
その日、クラブの更衣室を出ると、
Y君が待っていたんだそうだ
Y君: 彼女さん、夜遅いから自分の車で送りますよ!
彼女: い、いえいえ、大丈夫です!
Y君: そんな遠慮せずに。女性の独り歩きは危険ですし!
彼女: 本当に大丈夫です!
実は途中で寄りたいところもあるし…
Y君: なら、そこまでお送りしますよ!
彼女: ふじこふじこ
そりゃ、
不倫相手が待ってて送ってくれるから結構です!
とは言えないよね…
この一件は、彼女の考えに大きな影響を与えたんだ
自分の恋愛は世間様に堂々と言えるものではない…
始まった時からW不倫だったし、
もちろん彼女もそんなことは百も承知で進めていた恋愛だったけど、
Y君の存在は彼女にとって眩しく穢れのないもので、
自分がまるで汚いものに思えたそうだ。
それをから2週間くらい後だったかなあ
週末の夕食に誘ったんだが、
珍しく彼女が私の誘いを断ったんだ
「えっと、その日はクラブのお友達と練習に誘われてて…」
全然何にも疑わなくてね
「あ、そっかあ。楽しんできてね!」
って。
結局その日金曜日は忘れられない日になったよ…