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新しく赴任してきた上司は、縁故入社の糞みたいなやつだった。あまりの理不尽さに私は…

time 2017/08/28

新しく赴任してきた上司は、縁故入社の糞みたいなやつだった。あまりの理不尽さに私は…

「あ?」
と聞き返したAに私はまくし立てた。
「別にAさんが辞めようが困らないって言ってるんです。いつも仕事の邪魔ばかりで、今日も主任さん達が手伝ってくれなきゃ終わらなかったのに」
「いつ辞めてやってもいいなら今すぐ辞めてください、どうせ口ばかりでしょう!」
実際はスラスラと言えた訳じゃなくて、私もお酒が入ってるとはいえ上司に向かってだからつっかえて半泣きだったけど、とにかくそういう内容を大声で怒鳴った。

しまった、と思った時は既にAの顔は鬼のような形相になっていて
「言ったな?!小娘が、覚えてろよ!後悔しても遅いんだからな!」
と叫んだかと思うと会場を飛び出していってしまった。

残された私が茫然としていると、社員さん達が集まってきて、
「よく言った、気にすんなよ」
と声をかけてくれたけど、それ以上飲む気にもなれずタクシー頼んでアパートに帰った。

翌日、Aが出勤してこないので二日酔いかな…と思っていると昼頃、本社から社長がやってきた。
「ちょっといいかな?」
と主任と2人、会議室に呼び出され聞かされたことは
・Aは社員寮(会社借り上げの単身用マンション)に入ってるんだけど、欠勤連絡がないので行ってみるとドアにガムテープで辞表が貼り付けられていた
・管理会社に連絡して鍵を開けると室内は空っぽで私への罵詈雑言を書き殴った手紙が置かれてた
らしい。
会場を飛び出した時点ですごい酔っ払っていたし夜遅かったのに、それから荷物まとめて辞表書いたのか…と半ば関心してハッと我に返った。
本社から来た上司を辞職に追い込んだよ私。と

ガクブルな私に、社長が
「今日はもう帰っていいから荷物まとめて」と言った。
「主任くん、夕方までに引っ越し業者をよこすから荷造り手伝ってやって」
「えっ?」

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引用:鬼嫁ちゃんねる
画像出典:ぱくたそ

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