2024/06/08
びっくりしてみると、
先ほどの上品そうなおばあさんが、
仁王立ちをしておじいさんを
にらみ返している。
「あなた!いい年をして恥を知りなさい!
具合が悪い人に絡む元気があるのなら、
歩いて帰ったらいかが!」
おじいさんは、なおも不満げに
椅子の端を杖で殴りつけ、
どこかにいってしまった。
どこからかまばらにおこる拍手。
おばあさんは恥ずかしそうに、
私の杖を拾うと、
「てへっ」っといった感じで
舌を出しながら差し出してくれ、
たぶん介抱用に買ってきたんだと思われる
タオル地のハンカチを3枚ほど濡らして
ちょっと糸交って、お姉さんの額に当てた。
私はゆるめた胸元をもう一度確認して、
そっと手を握った。
>>ジジイが痛い目にあっていないのが不満
>>同じく。まぁ老人だから勘弁しておこうか。
>>ババァがジジィに
バックドロップ決め手りゃGJなんだが、
それだと100%ネタになるしなw