おはなしカフェ

書店で高いところの本が手が届かなくぴょんぴょん…

time 2020/08/14

書店で高いところの本が手が届かなくぴょんぴょん…

俺と嫁は小学校6年生で
初めて同じクラスになった
嫁は本が好きで図書委員してて
いつも教室の隅でおとなしく本を
読んでるような子だった

当時はまったく接点も無く
嫁を女として意識するような
ことはなかった

小学校を卒業して中学の入学式の
3日前に駅前の本屋で偶然会った

背の低い嫁が上の方の本を
取ろうとしてぴょんぴょん跳ねてたので
代わりに俺が取ってあげた

その時までは俺は嫁を
ただの同級生の一人としてしか
認識していなかった

中学校の入学式に沢山いる
同じ制服の集団の中でなぜか一人だけ
まったく違うように
見えた子がいたがそれが嫁だった

3日前に見たはずなのに
俺的には一目惚れしたような
状態になった

いきなり嫁を女として認識した俺は
機会があるごとに
嫁に話しかけるようになった

何ヶ月かしたとき
嫁の友達に呼び出されて
嫁につきまとうな
迷惑だって言われた
俺は目の前が真っ暗になった

それからしばらくは
嫁を見ないようにしたし
話しかけるのもやめた

あるとき学校帰りに・・・

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