2024/06/08
元彼は実家住まいだったが彼の家で過ごす事が多かった。
ある日、いつも通り部屋で過ごしていたら彼の晩御飯が運ばれてきた。
じゃあ、もう帰らなきゃねという流れになったけど、何となく引き留められてそのままいた。
晩御飯のメニューは納豆ご飯とこてっちゃんだけだった。
自分の家の晩御飯に比べると恐ろしく質素だなと思ったけど、まあ、こういう日もあるんだろうなと見ていたら
「今日は豪華だ〜」
と言いながら、汚部屋で満面の笑みを浮かべながらこてっちゃんをほおばる彼の姿を見て、何だかやりきれない気持ちになって、彼への気持ちがスゥっと引いていくのを感じた。
「お前も食うか?」
と聞かれたが…