おはなしカフェ

バイト先の飲食店で仕事一筋の副料理長に惹かれ婚約することに。しかし…

time 2017/09/06

バイト先の飲食店で仕事一筋の副料理長に惹かれ婚約することに。しかし…

何事もなかったように皆接してくれて、常連のお客さんにも慰められ留まることに。 
後日 料理長にあの日の事聞くと、元旦那がお客さんにアイスやデザートプレートをくばり、スタッフには 
「俺が空気わるくしてごめんね、私子も一生懸命なんだ」
と頭下げて回ってたみたいです。 

それから徐々に惹かれ始めてアタックしたら意外にも「NO!」 
元旦那「料理が好きだし、この職業は2人時間も取れないし苦労させるし、まだ自分の時間すら足りない」
でした。 
わたしが「それでもいい」と何度もアタックしたらようやくOK
何回かデートしましたが、女性目線で言うと「つまらない」の一言です。 

しかし、ある時元旦那の強引に家に遊び行ったときに、そんな負のイメージは消えました。 
部屋には料理の本がビッシリ!600冊くらいあり、レシピノートも結構な数。 
あとはPCとプリンターと調理器具がたんまりあり「なんだ此処w」と思い帰宅。 

後日調理の子に聞くと
「元旦那さんがレシピを考えてくれたり僕ら未経験のアルバイトでも作れるように分量・手順・材料を無駄なく書いてある表(ラミネート済み)を作ってくれてる。おかげで忙しいとき指示されても混乱させないようにしてくれてるんだよ」
と話してました。 
(ご親切に仕込みの手順なり材料のあるところやオーブンの予熱時間とか) 

ソレも必要なら人数分くれたり 修行時代のノートも貸し出してくれるとの事。

料理長も「お前もアノ部屋行ったかーすごかっただろ?w試作とかも店の定休日に俺と作ったり家で過程までやってから案件出して来たりすごいヤツだよ。だから次の跡取りは(ry」 

料理長もあんまり元旦那の事は知らなかったらしいのですが、両親は父親だけで奥さんは元旦那が生まれてから少しで他界、父親も調理師で元旦那が高校卒業時に他界。 
その後 調理師へだそうで、本当に体一つでホテルなりで働き始めて今になるそうです。 

飲み会も来ないんじゃなくお店の事やスタッフのことを考えて家でやることが多くて
「来れないんだ。だから付き合ってるなら支えてくれ」
と言われました。 
(料理長も色々手伝ったりしてるのですがセンスやレパートリーでは敵わないらしく、かえって足を引っ張るかららしい) 
そのぶん賃金や休日で反映させようにも無欲で
「いえいえ他の人に」
状態らしい、
だから料理長がよく元旦那にケーキを買ってくるとラスカルみたいな顔しながら休憩室で食べてたw 

付き合い始めてしばらく経ったので昔のこと聞いたら… 

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引用:鬼嫁ちゃんねる
画像出典:写真AC

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