2024/06/08
「よっ!」
帰ろうと昇降棟で靴を履き替えてたら
後ろから肩を叩かれた。
なぎさだった。
なぎさ:「大丈夫?」
俺:「いや、なんもしてないぞ、まだ」
なぎさ:「いや、まぁ無理はせんでよ?」
俺:「自分に言っとけ」
なぎさ:「(・3・)」
俺:「その顔うぜぇ!」
久しぶりに登下校を一緒にした。
本当にあの時は楽しかった。
なぎさ:「あ、俺ってさ、好きな人いるの?」
俺:「好きな人? いない」
なぎさ:「えーおもしろくなーい」
俺:「やかましっ! そのうち作るわいね!」
なぎさ:「そん時は報告してねー」
俺:「なぜっ!?」
なぎさ:「えーだって気になるじゃん」
俺:「まぁ、できた時ね」
とかなんとか話しながら帰宅。
辛いのを一生懸命我慢して頑張ってるんだなぁと思ったら
はやくどうにかしたかった。
次の日。
変態:「なぎさちゃんを教室へ行かせてー」
俺:「はぃ?」
唐突に変態からの提案。
変態:「いじめってのは本人いないと証拠あんまりでてこないからさぁ」
というわけで、なぎさを教室へ行かせようと思ったが、そんなに甘くない!
なぎさ:「いやっ!」
ですよねー。拒否られました。
俺:「どーしても嫌?」
なぎさ:「いやだっ!」
行けというのも辛いのですが
変態がどうしても行かせろというので
がんばって説得。