おはなしカフェ

幼馴染の様子がおかしい→調べてみるととんでもないことが…

time 2018/04/28

幼馴染の様子がおかしい→調べてみるととんでもないことが…

斜め後ろに座っている百合香は
ニヤニヤと笑いながらなぎさのことを見ていました。

なぎさ:「読めません、、、」

と言ったようで先生は、

先生:「ちゃんと教科書は持ってきましょうね」

とかわけのわからないことを言っていた。
見れば、教科書を持ってきていることぐらいわかる。
なのに、それを気にする様子もなく次の人へ。
本当に腹が立ちました。

グルになっていたほかの三人も
なぎさのことを見て、笑っていました。

なぎさの泣きそうな表情をみていると
胸が締め付けられて吐きそうでした。

授業の間じゅう、百合香達はなぎさに
消しカスを投げたり、紙くずに暴言を書き
なぎさに回したりしていました。
乱入したい気持ちを必死に抑えて、
最後まで授業を見ていました。

授業が終わった瞬間、
なぎさは立ち上がりすぐに教室を出て行きました。
それを追って、俺はベランダからなぎさのところへ行きました。

なぎさは学校裏の小さな花壇のところへ座り込んでいました。
それを見つけて、俺は近づきました。

なぎさ:「あはは、やっぱりキツイね」
俺:「・・・」

その表情が痛々しすぎて何も言えませんでした。

なぎさ:「私って、そんなに嫌なことしたのかな?」
なぎさ:「私、なんでいじめられてるのかな?」

そう言って、ついに泣き出してしまいました。
なぎさの泣く姿を見たのは幼い頃ぶりのことで
俺はどうしていいかわからず、突っ立っていました。

なぎさ:「つらいよ・・・」

自分がいかに無力か。

なぎさ:「もう嫌だよ・・・」

自分がいかに恵まれているか。

なぎさ:「・・・もう・・・・・・死にたいよ」

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引用:イースターエッグ
画像出典:GATAG

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