2024/06/08
それだけ言うと変態はさっさと校長室を出て行った。
俺は黙ってそれに続く。
変態:「俺さん、思った以上になにもしませんね」
俺:「お前の考えてることを全て話せっ!
お前の行動予測とか普通できねぇんだよ!」
変態:「まだ俺さんの出番じゃないですからね。
モブキャラでも仕方ないですね」
俺:「いちいち俺を蔑むのやめてくんない?!」
変態:「さて、次行きますよー」
続いて向かったのは、康子先生のところ。
まぁ、この人にはちょっとしたお願いがあったので。
同じように動画を見せてから、軽く現状報告。
変態:「ってな感じなんでお任せしますね」
康子:「・・・ごめんね」
俺と変態は二人で黙って康子先生を見た。
とても悲しそうな顔をしていた。
康子:「こういうのは私たち教師が動かないといけないのに」
俺:「動いてもらいますよ?」
康子:「そうね。今は解決することだけを考えるわ!」
そう言って、ももをパンっと叩いてこっちを見据えてくる。
俺:「この間、お願いしたこと、よろしくお願いします」
康子:「ええ、任せなさい!」
それだけ伝え終わると職員室をでた。
変態:「さて、作戦その二も終わりましたし、
最後の方の大詰めは明日にしますか!」
俺:「そうね」
もう授業が始まる時間だったので
そのままの足で変態は自身の教室に帰って行った。
俺はなぎさが心配だったので保健室へ。
保健室へ行くと先生が「なぎささん?」と
聞いてきたので頷くとカーテンで仕切られた
ベッドを指差した。
「泣きながら寝ちゃったわ」と言って優しく微笑んでいた。