2024/06/08

変態:「さて、それでは終わらしに参りましょう」
俺:「お、おう」
最後の作戦。
変態:「まずはなぎさちゃんにはこの間同様に教室に行ってください」
なぎさ:「・・・うん」
変態:「あ、大丈夫ですよー。嫌なことが起こる前に終わらせるんで」
ニコニコ笑いながらなぎさに話しかける。
見てたら安心するような笑顔なので
なぎさも少しは安心しているようだ。
変態:「俺さん、後半は俺さんに任せます」
俺:「おう」
変態:「では、終わらせますかー」
かるーいノリでなぎさの教室までやってくる。
中は授業中で、その時もなぎさの担任の授業だった。
後ろのドアからなぎさが教室に入っていく。
それを俺と変態は廊下の曲がり角から見届ける。
少し経ってから、教室にに近づき中の様子を伺う。
相変わらず、百合香とその他三人はなぎさを見てニヤニヤしていた。
変態:「相変わらずぶっさいくな笑い方ですねぇ」
百合香達を見ながら変態がボソッととつぶやく。
相当お気に召さないらしかった。
なぎさの机の上にあった教科書に
百合香が手を出そうとした瞬間。
変態:「行きます」
それと同時に2人で前のドアから突撃した。
バンッ!
変態が勢いつけすぎて、ものっそい音が廊下に響いた。
クラスは何事かと音のした方向を見ると俺たちが立っている。
変態:「どーも、ちょいとお邪魔しますよー」