2024/06/08
康子:「勉強を教えるだけなら塾の先生になればいい。
でも、学校の教師は勉強はもちろん、善悪の判断、
生きて行く力を身につけさせなければならない!」
康子:「教師は辛いし、キツい。お金も特別いいものじゃない。
それでも、自分がやりたいと思ったからここに立ったんじゃないんですか?」
康子先生の言葉に黙りこくる担任。
多分、誰でもこと人の言うことに反論できる教師はいないだろう。
康子:「生徒に嫌われるのはきついでしょう。
ならば、嫌われないようにクラスの権力者に媚びへつらうくらいなら、
やめてしまいなさいっ!」
本当の教師の本当の言葉。
それは、重たいものだった。
子供の時の俺ですら、重たいと感じた。
そこで、百合香達が騒ぎ始める。
百合香:「つーか、誰よっ! 裏切ったの!」
人でも殺しそうな目で周りを見つめる。
紗季も明里も麻衣も周りを見渡す。