2024/06/08
それから数ヶ月後
俺たちは中学三年生になった。
告白してからなぎさとは付き合い続け、
何事もなく最後の中学生を楽しんでいた。
そして、ある日突然言われた。
なぎさ:「私は高校は他の県に行くことにしたの」
俺:「え、なんで!」
なぎさ:「私ね、自分のことは自分でできるようになりたいの」
なぎさ:「ずっと私は怖かった。でも、いつまでも怖がってるだけじゃ何も変わらない」
なぎさ:「だから、これからは一人で頑張りたいの」
覚悟を決めた目でそう告げられた。
そうしたら、もう何も言えない。