2024/06/08
俺:「そっか。 なら、頑張れよっ」
そう言った。
本当は嫌だったし、不安だったけどそれでも
なぎさが頑張ると決めたのなら嬉しかった。
だから、その背中を押すと決めた。
なぎさ:「うん! ・・・それでね」
俺:「うん?」
なぎさ:「卒業したら、私、俺と別れたいの」
さすがにショックでした。
俺:「付き合ってるままじゃダメなの?」
なぎさ:「ううん。でも、きっと何処かで甘えちゃうと思うから。
俺のことは・・・本当に本当に大好きだよ。
でも、高校は一人で頑張ってみたいの!」
本気の目。
前までの隠し事をしている目とは違う。
まっすぐに未来を見つめている目。
俺:「なら、卒業までにいっぱい思い出作ろうな!」
なぎさ:「うん!! わがままでごめんね!俺、本当に大好きだからねっ!」
そういって、抱きついてきた。
そのお返しにキスをした。
さみしかったけど、そういうのもアリかなっと思った。