2024/06/08
それから、卒業までいろんなところに行ったり、
デートしたり、本当にたくさんの思い出をつくった。
そして、卒業式の日。
俺たちは約束通りに別れることにした。
少しだけ嫌だったけど、
でも、なぎさが頑張るって決めたならそれを見守ろうと決めたから。
後悔はなかった。
俺:「じゃ、いままでありがとな」
なぎさ:「なぁに?最後のお別れみたいに」
笑っているなぎさはやっぱり綺麗だった。
その表情を見ると、少し泣きそうだった。
俺:「楽しかった! なぎさと付き合えてよかった」
なぎさ:「うん、私も幸せだった」
俺:「これからは、一人で頑張って行けよ!」
できることなら横に居たかった。
それは自分のエゴなんだと思った。
なぎさ:「三年間頑張ってくるね」