2024/06/08
変態に頼んでから、三、四日後。
変態:「俺さーん、ほうこーく」
と、放課後に唐突に教室にやってきた。
というか、本当に調べれたのね。
変態:「○組にいじめがあるかどうかだけどまぁ、思いっきりありましたー」
俺:「軽いなお前っ!?」
変態:「いや、あんまりふざけてる場合じゃなさそうなんで」
俺:「?」
変態:「対象者は、なぎさちゃんでした」
正直、かなりショックでした。
やっぱり隠してたのもあるけの、なにより
いじめられてるのがなぎさだったことに。
変態:「聞いて回ってた時に、よく言われましたよー」
変態:「なぎさちゃんのクラスの女子からあの女には関わんないほうがいいよー☆って」
俺:「・・・」
ショック過ぎて、自分の席で固まって
何も言えませんでした。
変態:「さて、どーしましょう?」
変態は相変わらずニコニコしながら聞いてきた。
俺:「なんでそんなに笑ってんだよ!!」
変態の表情にイラっとして
つい、大きな声で怒鳴りました。
変態:「当たり前じゃないっすか。」
すると雰囲気が一変。
変態:「胸糞悪くてしかたねぇですし」
普段温厚な奴が、
本気で怒るとこうなるのかってぐらい怖かったです。
変態:「普段誰がなにしようが俺には関係ないけど」
変態:「頭悪いことしてるやつは嫌いっすね」
それだけ言うと、教室から出て行った。
俺は急いで、なぎさの教室に行った。
幸い、放課後で結構時間も経ってたので
クラス内には誰もいなかった。
なぎさの席がどこなのか知らなかったので
見つけないといけない。
そう思っていたら、一瞬で見つけることができた。
コンパスの針かなんかで机の上は
穴だらけのぼっこぼこ。
机の中には、紙くずやらゴミが散乱。
中の一枚を読んでみると。
しね。やらヤリマン!やら胸くそ悪い文章のオンパレード。
呆然とそれを眺めていると
前のドアから人が入ってきた。
「あ、あの女の子紐じゃん(笑)」