2024/06/08
この質問をするのは二回目だった。
なぎさ:「だから、それはちょっといろいろ、、、」
俺:「お前はっ!いじめられてんじゃねぇのか!?」
本当にまぁ、デリカシーのカケラもない。
つーか、そんなん直接言われたら誰でも嫌なことぐらいわかるでしょうに。
でも、この時は頭に血が上ってわからなかったなぁ。
なぎさ:「・・・」
なぎさは黙ってしまった。
まぁ、普通黙るよね!
俺:「なんで、言ってくれなかったの?」
なぎさ:「・・・だって、俺にはバレたくなかったんだもん」
俺:「俺には?なんで?」
なぎさ:「だって、俺は絶対そんなんわかったらどうにかしようとするじゃん」
俺:「当たり前じゃろ」
なぎさ:「・・・俺には私がいじめられてるとか知ってほしくなかった」
ここらへんで多分なぎさは泣き出してしまった。
電話越しに泣いてるのを聞いてると
何もできない自分の無力感が半端なかった。
俺:「でも、言ってくれたらなんかでき、、、」
なぎさ:「俺にいじめられっ子って見られることが嫌だったんだもん!!」