2024/06/08
「こいつのツレか!そいつは不審者ですからさっさと連れ出してください!!警察も呼びましたので!!」
と捲し立てる。
しかしイカツイ兄ちゃん、Bの耳元で何かをつぶやくと、先程まで粋がってたBの顔がみるみる白くなっていく。
兄ちゃんとAは俺に「世話をかけました」と言って帰った。
その時は何がなんだかわからないが、又聞きではあるが一部始終を聞くことができた。
実はAが通りかかったのは偶然…ではなく、俺達の会社の取引先を奪う為だった。
つまり情報を得るために俺に接触してきたわけだ。
そしてBの暴行でその目論見は達成された。
イカツイ兄ちゃんはAの弟で同じ会社に勤めているらしい。
で兄ちゃんは、Bが会社の金を横領してフー俗嬢に貢いでいるというのをバラすぞ、と言ったらしい。
というか奪われた取引先からこの話を聞いた時泣きたくなったよ。
次で最後です。
274: おさかなくわえた名無しさん 2013/03/12(火) 21:40:25 ID:Ppgp1nvi
結局その取引先が奪われたことでというか、Bのやった仕事のどれもこれもが中途半端で手抜き。
更にそんななのに長い間居座られて腹が立つとあちらこちらからクレーム、契約解除の嵐で会社は一瞬で倒産した。
というか、Aのいる会社に吸収された…。
「腕利きの技術屋がいる」
とAが触れ込んだらしい。
人の仕事を奪っといてと思ったがAのお陰で俺たちは職に困ることもなく、更に取引先の信頼も取り戻していった。
Aはその時は会社の部長だったのに、相変わらず俺たちには敬語で話しかけて、いつもどおり用意や片付けをして、妙案をつぶやいて、定時に帰ってた。
しかしBだけは雇わなかった。
まぁ俺達ももうあいつと働くのはごめんと思ってたけど。
結局俺達はAの手のひらで踊らされてた。
結局オレはBに対して何もしてない…という意味では後味の悪い話だが、
自転車で突っ込まれて不審者呼ばわりされてもさわやかな笑顔で「吹っ飛びたくなりました」といって
しかもそのBを足払いと囁きだけで黙らせたところが武勇伝かな。
因みにBだが今は行方不明。
名義貸してくれという留守電が入ったけどその時点でCO