2024/06/08

意味が分からない。
俺がしばらく固まってたら
「お願いです。助けて下さい」
と女性から泣きながらお願いされた。
この女性が菜美だ。
「おい、あんちゃん。おまえこいつの友達か?」
呆然としてる俺に、吉村たちの隣に座ってた男が話掛けて来た。
隣に座ってたのは、二人とも30代半ばぐらいのおじさんたちだった。
ガラの悪いシャツにパンチパーマ、オールバックといったファッションで
どう見ても健全な商売の人間には見えなかった。
どうも、吉村は彼女と二人だけじゃなくて
その横のテーブルに座る柄の悪い二人組とも連れだったみたいだ。
菜美は清楚で大人しそうな感じ。
吉村はいつも通りの秋葉系。
吉村たち真面目組とこの柄の悪い二人とは全く接点無さそうだったんで、
連れだとは思いもしなかった。
手前側に座ってた893風の男は立ち上がると
「あんちゃん、悪いことは言わねえよ。
そんなに仲良くないなら、こいつらとは関わらない方がいいよ」
と言って、俺の肩をポンと叩いた。
吉村は無言だった。
菜美の方は、涙をポロポロ流しながら、目から助けて光線を俺に発している
俺「あの、とりあえずトイレ行って来ますね」
そう言って、俺はトイレに向かった。